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今年、10月1日は東海道新幹線開業50周年!
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輸送計画の策定から、従来に例のない高速に挑む車両の規格・性能の検討、電気・信号・軌道の各システム概要、
各区間の工事状況、モデル線の建設から試験編成の紹介、メーカーからの搬入、試運転、車両基地、車両の運用・配置、試運転・1番列車の乗車体験記、
当時検討された貨物新幹線の構想、当時の「鉄道の話題」に掲載された新幹線関連の記事など、いずれも貴重な記事を収録しています。
■巻頭記事 東海道新幹線開業50年に思う(今田 保)

鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション28 東海道新幹線1950-60 2014年 06月号 [雑誌]

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(文庫版ですが、「全篇書きおろし」です。)
昭和50年代、大阪の乗務員宿泊所が不足していたらしく、新大阪駅前のビジネスホテルを国鉄が借り上げて宿泊所にしていたこと、
0系先頭車にあった、運転席とは別の「乗務員室」(個室)は便乗運転士用の設備で、中には二人座れる長椅子があった・・・といった細かい記述が、むしろ「運転テクニック」自体の話よりも面白い(笑)。

また、現在は運転士と車掌は兼任で、「N700系A」の章を読むと、どういうローテーションで運転士をやったり、車掌をやったりしているのかもわかりますが、
地方私鉄のワンマン列車の運転士と違い、JRは乗車券の規則が複雑で、畑違いの分野である「営業」の知識を習得するのは大変だったろうなぁ・・・と思いますね。
苦労といえば、「朝食に”納豆を食べたい”と思ったが、あまり消化に良い食べ物は乗務中にトイレに行きたくなるから控えた」との記述があります。これも、乗務員特有の「苦労」です(笑)。

経験者ならではの、そして、退職後も人脈を持つ著者にしか書けない話題が全篇にわたって書かれており、一読の価値があります。また、JR東海は「テロ対策」か何か知らんが、「鉄道の舞台裏」を公開することを極端に嫌う会社ですから、その意味でも本書の内容は大変貴重なものです

東海道新幹線 運転席へようこそ (新潮文庫)

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「日清製粉」所有の貨車・タキ24700形を描く

こんにちは、みっぴょんです。
(*'-'*)
「貨車の画帳」第2回目は、日清製粉株式会社が所有した小麦粉輸送用タンク車・タキ24700形をご紹介します。

今回のタキ24700形は、粉粒体である小麦粉を運ぶ貨車ですが、分類上は前回(2013年3月20日付)取り上げた全農所有のホキ8300形や、国鉄所有のホキ2200形ホッパ貨車と異なり、「タンク貨車」に分類されますので、記号も「タキ」です。 
P4110004.jpg

この貨車は、まず1974(昭和49)年に川崎重工業株式会社でタキ24700~07の8両が製造されました。
全農所有のホキ8300形と同じ年に登場していますので、おそらくホキ8300形同様、国鉄所有のホキ2200形が不足していたので、日清製粉も「自前で貨車を持とう」ということになったんだと思います。
同業他社で、国鉄に登録した私有貨車を持っていた会社はありません。
業界シェア第2位の日本製粉、第3位の昭和産業にこのような私有貨車は無く、業界トップの威力っていうか、「さすがは”正田家”だなぁ」と思いますね。

全長(連結面間距離)は16.3m、自重は18.9トン、荷重は25トンで、全長が16.3mなのに対し、タンク体の長さが約14.3mもあるので、妙に「長い」ような印象を受けました。
タンク体の上半分は、保冷のため薄鋼板製のキセ(漢字では「被せ」と書く。要するにカバー)で覆われており、タンク内部はエポキシ樹脂塗料が塗られ、品質を保持しています。
(絵では記号番号が「オタキ24701」とありますが、小さな「オ」は「全長12m超」を表す補助記号です。)

積荷の搭載は、タンク上部に5箇所ある積込み口から行なわれ、荷降ろしは側面に2箇所ある取出し口にパイプを接続し、空気圧で吸い取る方式です。
要するに、電気掃除機の親分みたいなのが小麦粉を吸い取っちゃうわけですね。

その後、1979(昭和54)年に同じ川崎重工で、タキ24708・09の2両が増備されました。
これは保冷性能を強化するために、タンク体を、内側に厚さ25ミリのグラスウール断熱材が入ったキセで覆うようになったため、外観が初期ロット車とはちょっと異なります。
断熱材の分だけ車体が重くなり、20.3トンになりましたが、荷重25トンは変わりません。
P4110003.jpg

初期車の車体色は、1978年まで黒でしたが、国鉄の規程改正でホキ2200形と同じクリーム色4号になりました。後期ロットの2両は最初からクリーム色4号です。

タキ24700形全10両のうち、24700~04は山陽本線の東広島駅(現:広島貨物ターミナル駅)に配置され、宇品~西岡山間で運用されました。
24705~09は鶴見線の大川駅に配置され、大川~岩沼(東北本線)間で運用されましたが、1981(昭和61)年に西日本の運用は廃止され、02と04は余剰廃車となり、残った車両は東上して大川~岩沼間の運用に加わりました。
岩沼駅構内には、東北地方で消費される小麦粉を貯蔵するための「バルクステーション」がありました(管理は日通商事株式会社に委託)。
岩沼のお隣、槻木には山崎製パン株式会社の工場があり、同社と日清製粉は資本関係にあります。

東日本での運用は結構長く続きましたが、1997(平成9)年6月30日限り廃止され、タキ24700形は全車廃車になり、衣浦臨海鉄道の半田埠頭駅(愛知県)構内で解体されました。
なお、日清製粉は全国に工場や貯蔵拠点を持っていますが、宇品~西岡山間と大川~岩沼間以外では、国鉄のホキ2200形が使われました。
また、現在でも鉄道貨物輸送は行なわれており、私有のコンテナ(UT18A形・UT19A形)を所有しています。
日清製粉(株)私有コンテナ・UT18A形・UT19A形(2014年8月7日・赤羽駅)

実は、今でも「タキ24700形を思い出させる」貨車が、山口県に行くと見られますね。
P4110005.jpg

タキ1100形(2代目)がそれで、1997~98(平成9~10)年に22両が日本車輌製造株式会社で作られました。所有者は宇部興産セメントサービス株式会社です。
美祢線の美祢駅に配置されており、美祢→岡見(山陰本線)間は炭酸カルシウムを、岡見→美祢間ではフライアッシュを輸送しています。
「フライアッシュ」とは炭酸カルシウムの燃えた灰で、コンクリートに混ぜて凝固材にしたり、土壌改良剤に使われたりします。ここでは、中国電力三隅火力発電所から出た物を輸送しています。

タキ1100形は、全長(連結面間距離)が14.5m、自重は19.1トンですが、荷重が37トンもあります。小麦粉と炭酸カルシウムでは比重が全然違うんですね。。。。

ところで、小麦粉といっても一般的には3種類に分けられるのをご存知でしょうか。
グルテン(たんぱく質)の多さと質によって、強力粉・中力粉・薄力粉に分類されます。
あんパンや菓子パン、餃子の皮、中華饅頭、ピッツァなどに使われるのは強力粉(きょうりきこ)で、日清製粉のブランドだと「カメリア」。
うどんやフランスパンに用いられるのは中力粉。日清ブランドでは「雪」。
ケーキなどのお菓子類や天ぷらなどに使われるのは薄力粉で、日清ブランドでは「フラワー」と「バイオレット」です。

製パン業界向けに作られている「超強力粉」というのもあります。これは、もっぱら食パン用で、「もっちり感」があるのが特色です。
ただし、超強力粉を生産しているのは日本の製粉会社だけとのこと。「もっちり感」を好むのは日本人ぐらいで、欧米ではあまり好かれないようです。
まあ、確かに「お餅」という食べ物自体、欧米にはありませんから、あの食感が好きなのは日本人独特のことなのでしょう。
そもそも、「厚切りトースト」も日本人の嗜好で、欧米の食パン(山型食パン)はだいたい、薄っぺらですよね。
(・。・)ホゥ~ウンウン

さて、東日本でタキ24700形が根城にしていた鶴見線の大川駅といえば、我が生家のすぐ近くです。
子供の頃には「電車ごっこ」と称して、ときどき鶴見線電車に乗ったりしたものです。
沿線に子供向けの遊戯施設などありません。「電車に乗ること」自体が娯楽なわけですよ。
そのとき、そう言われれば、日清製粉鶴見工場をバックに停車している、こんな貨物列車を見かけました。

機関車は、古くはC11形蒸気機関車、末期はDE10形ディーゼル機関車でしたが、おそらく皆様に馴染み深いのはDD13形と思うので、それを描きました。
(*'-'*)つ
P4110002.jpg

大川駅は、1926(大正15)年3月10日に旧・鶴見臨港鉄道の駅として開業しましたが、典型的な工場地帯の埋立地にある駅で、周囲には一軒も人家がありません。
日清製粉鶴見工場の操業開始も、大川駅開業とほぼ同時、1926年2月のことでした。

大川駅から出荷される日清製粉関係の貨物は、小麦粉の他に輸入小麦(「入津麦」[にゅうしんばく]とも呼ぶ)と、配合飼料もあり、
輸入小麦は東北本線宇都宮、常磐線赤塚、西武鉄道本川越、東武鉄道館林、高崎線高崎の各駅へ、
配合飼料は高崎、館林、御殿場線下土狩、常磐線内原、東北本線宇都宮貨物ターミナル・村崎野・八戸の各駅へ送り出されていました。
これらは、いずれも国鉄所有のホキ2200形使用です。
(1974年度・国鉄首都圏本部資料より。)

高校生の頃ですが、東北本線の普通列車(50系客車だった)に乗っていたら、村崎野(岩手県北上市)へ帰るというおじさんと同じボックスになり、
「おやまあ、横浜の鶴見から来たのかね。村崎野駅の構内にサイロがあって、それは鶴見から貨物列車で送られてくる家畜の餌が蓄えてあるんだよ」
と言われましたが、そう言われればホキ2200形が何両か留置されていました。
(*'-'*)

大川駅は、旅客に関しては無人駅ですが、往時は貨物の入換が多く、構内踏切が「開かずの踏切」化する時間帯もありました。
「大川会」という、当地に工場を構える企業の自治会組織があるらしく、踏切の横に、その「大川会」名義で
「無謀な横断により万一、事故が発生した場合、国鉄から踏切の廃止を通告される可能性があるので、十分注意すること」
というような文言を記した看板が掲出されていたのを思い出します。

その大川駅での貨物扱いも、前述したとおり1997年に日清製粉の貨物扱いが廃止された後も、昭和電工川崎工場に黄色い「タキ」(液化塩素輸送)が発着していましたが、それも2008(平成20)年3月15日のダイヤ改正で廃止されました。
現在でも、JR貨物の「臨時取扱駅」には指定されているようですが、あくまで書類上のことで実際の貨物列車運行は無く、側線も草だらけです。

鶴見線の貨物列車は新鶴見機関区と新鶴見車掌区の担当でしたが、旅客列車は弁天橋電車区(南テシ)の担当。
車掌さんは、ちょっと変わっていて「鶴見駅」所属で、駅務と車掌業務を兼ねていました。ですから、車内乗車券には「鶴見駅乗務員発行」と書かれていました。
関東では、車掌さんはたいがい「車掌区」の所属で、例えば近隣の南武線は矢向車掌区、京浜東北線は浦和車掌区と東神奈川車掌区でしたが。

その、鶴見駅の車掌さんたちは、よく言えば「大らか」、悪く言えば「いい加減」で、子供たちが「電車ごっこ」で何度も乗り降りしても、切符に関してあまりうるさいことは言われませんでしたね。
もちろん、これは「昭和の時代」のお話ですから、今のことは存じません。

鶴見線の「本線」と「海芝浦線」は、私が子供の頃は73形電車の3連でしたが、武蔵白石~大川間の通称「大川線」は、クモハ12 052と053が専従していました。
この電車は有名なので、あまり記す必要もないかと思いますが、絵だけは描いてみました。
(*'-'*)つ
P4110001.jpg

昔の「大川線」は、驚くべきことに昼間も40分間隔で運行されていました。当然、昼間の乗客はおらず、たまに「電車ごっこ」の子供たちが乗る程度でした。

「本線」を走る電車が73形→101系→103系と変遷しても、「大川線」は武蔵白石駅構内のカーブが急で、20m車3連ではホームと接触してしまうため、ずっと全長17mのクモハ12形が1両で走っていました。
しかし老朽化が激しく、車両故障で運休しても代替車両がありません。「鶴見線の旧型電車・故障で運休。バス代行運転」などと、テレビ朝日の『ニュースステーション』で報じられたりもしました。
その頃、私はもう社会人になって東京へ出ていましたが、このニュースを見て笑っていいものかどうか、複雑な気がしましたね。

結局、1996(平成8)年3月15日限りでクモハ12形の運行は廃止され、問題のホームも改修されて、103系(鶴見駅から直通)に置き換えられました。
現在は103系も引退し、205系になりましたが、「大川線」は朝9時台~夕方17時台の運行が1本もありません。
また、土曜・休日は1日3往復しか運行されませんので、お乗りになる方は時刻表を調べてからお出かけください。

クモハ12 052と053は東京総合車両センター(旧・大井工場)に保管されており、毎年夏、同センターの一般公開で展示されます。
弁天橋電車区は現在、南武線の中原電車区(横ナハ)に統合されましたが、留置線は現在も使われており、旧・弁天橋電車区の事務所は「鶴見線営業所」と称しています。

最後に・・・
「大川線」の絵ですが、最初に描いた絵があまりにもひどく、先日、いすみ鉄道で栗原大輔氏描く「ダイヤ改正」告知のポスターを見て、衝撃を受けました。
(((​゚д゚​;ノノ​!!!!
筆運びが全然違うんですよ。。。。

「仕事は盗んで覚えろ」といいますが、まさかそのポスターをかっぱらったら窃盗罪ですから写真を撮り、帰宅してからじっくり研究。
実は、栗原画伯の絵どころか、いすみ鉄道沿線の小学生による「絵画コンクール」入選作品の方が、私よりよっぽど上手いんじゃないかって感じで(笑)、大いにショックを受けましたね。
そういう次第で、「大川線」の絵2点は最初から描き直したので、発表が遅くなってしまいました。

少しずつ描いていきますので、懲りずにお付き合いくださいませ。。。。
(*'​-')​ノ
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「全農」所有の貨車・ホキ8300形を描く

こんにちは。みっぴょんです。
(*'-'*)
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に、日本も「参加」の前提で交渉の場へ臨むことになり、連日さまざまな報道がされていますね。
その中で、「JA全中は猛反対である」と伝えられていますが、新聞を読んで、私の頭では「JA全中」と「JA全農」がゴッチャになっています。。。。
┐('~`;)┌
「JA全中」とは、正式には「特別民間法人 全国農業協同組合中央会」といい、全国のJA(農協)の上位団体です。
その目的は、各地のJAを通じて農家を指導したり、政治や行政へ農家の要望を出したりすることです。
この団体が直接、個別の農家に対して何かすることはなく、必ず所属のJAを通じて行なわれますから、JA全中に関する一般の人々の知名度は高くないと思われます。

一方「JA全農」とは、正式名称を「全国農業共同組合連合会」といい、全国のJAの連合体です。
主な業務は北海道を除く各都府県で、JA組合員向けに生産資材や生活用品の共同購入を斡旋したり、農畜産物を流通・加工・販売するなど、JAの「購買業務」部門を統括しています。
(北海道のみ、購買事業は「ホクレン農業協同組合連合会」の管轄です。)
地方で見かける「Aコープ」というスーパー、あれもJA全農の一事業ですよ。
旅先で「あんまり安くないなぁ」と思いつつ、他にお店がなくてAコープで買い物することもありますが(笑)。
また、みっぴょん家では「農協牛乳」をよく買いますが、これもJA全農です。
(ただし、現在は雪印メグミルク株式会社の委託生産。)

JA全中・JA全農とも、本部は東京都千代田区大手町のJAビル内にあります。
TPPに関して、JA全中と日本経団連の意見は対立していますが、両者の本部ビルが隣接しているのが、なんとなくおかしいですけどね。
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さて本題ですが、昨年(2012年)のロンドン五輪で銀メダルを獲得した卓球の石川佳純選手が所属する、そのJA全農は、
なんと昔は「私有貨車」まで持ってたんですね。。。。
( ゜。゜)ウヒョー
まあ、ホクレンは今でも「ホクレン丸」「第二ホクレン丸」という高速貨物船を持っており、釧路港と茨城県日立港の間を定期運航(川崎近海汽船に委託)していますから、「全農が国鉄線を走る貨車を持っていた」といっても、驚くほどのことはないのかもしれませんが。

TPP報道をきっかけに、その全農が所有していたホキ8300形ホッパ貨車のことを思い出し、写真が手元にないので絵を描いてみました。
(*'-'*)つ
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1949(昭和24)年に制定されたという「農協」マークを大きく掲出しています。所有者標記は「全農」。
私有貨車の所有者は、たいがい「株式会社」なので、「協同組合(連合会)」という組織が所有していた貨車は珍しかっただろうと思います。

これはですね・・・「トウモロコシおよびコウリャン(注:主に中国北部で栽培されるモロコシの一種)」の輸送を目的としたホッパ貨車です。
1974(昭和49)年に、日本車両製造株式会社で全17両が製造されました。
全長(連結面間距離)は12.7m、荷重は35トンで、外観上はホッパ(貯蔵槽)が一つに見えますが、実際は左右に二つあります。
荷役の方法ですが、積み込む際にはホッパ上部に計4箇所ある積込み口(マンホールに似ている)から、積荷の穀物を落とし込みます。
荷降ろしの際は、ホッパの下部にある取り降ろし口から排出します。

なぜ全農がこんな貨車を私有していたかというのは、先に国鉄所有のホキ2200形ホッパ貨車について説明しないといけませんね。

ホキ2200形は、1966(昭和41)年から74(昭和49)年にかけて全1160両が製造されました。
1960年代半ばから、国鉄では産業の多様化に合わせて「物資別適合輸送」(物適輸送)の方針を打ち出しましたが、これもそれに則った「物適貨車」の一種です。
この貨車が登場する以前は、小麦とか雑穀のような粉粒体は袋詰めして、ワムなどの有蓋貨車で運ぶしかなかったんですが、
ホキ2200形は、ホッパに「ザザッ」と落とし込んでそのまま運ぶ「バルク輸送」(バラ積み輸送)ができるので、荷主に大好評を博しました。
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私は、故郷の鶴見線大川駅(東京南鉄道管理局)常備の車両(ホキ12565)を描いてみましたが(笑)、実際には全国の各鉄道管理局に配置されており、港から内陸部にあるサイロまで穀物を輸送し、どこでも見られました。

ところが、このホキ2200形は評判が良すぎて「作っても作っても足らん」状態が続きました。
そこで、国鉄では荷主さんの団体に鉄道債券を買ってもらい、それで得た資金でホキ2200形を新造する方策も取りましたが、それでも足らず、
「お金持ち」の全農さんは「自前で作っちゃった」・・・というわけです。

「作っても作っても足らん」・・・ちょうどパン食や肉食が普及し、パンの原料である小麦粉とか、牛や豚の餌である飼料の需要が伸びた時代と重なっています。

ホキ2200形とホキ8300形は、荷重が前者は30トンであることを除けば、大きさや荷役方式の違いはありません。
なお、絵では記号番号として「オホキ8301」「オホキ12565」と、小さな「オ」が書かれていますが、この「オ」は「全長12m以上のホッパ貨車」を表す補助記号です。

ホキ8300形にはホッパの補強材である無骨な鉄骨が露出していますね。
これは、家畜の飼料原料であるトウモロコシと、コウリャン(高粱)しか運ばないホキ8300形では、直射日光からホッパを守る遮熱板が省略されているためです。

一方、ホキ2200形小麦も運びます。最終的には人の口に入る物ですから品質保持基準が厳しく、ホッパが遮熱板で覆われており、「丸っこい」印象を受けます。
ホキ8300形は当初、ホッパの色が黒だったそうですが、さすがに「それはちょっと熱くなりすぎる」ということで、1978(昭和53)年からホキ2200形と同じ「クリーム4号」に塗り替えられました。
「クリーム4号」は、いわゆる「旧・国鉄特急色」や、気動車の「旧・国鉄色」にも使われている、あのクリーム色です。
当初「黒」だった理由は、法令で黄色・灰色・白のように「容器の色」が決まっている高圧ガス輸送用タンク車と、タンク体がアルミ製のタンク車をを除き、「私有貨車の色は、一律に黒」と定めていた国鉄の規定があったためで、なんとも無神経な話ですね。
( ´・_・`)
しかしまあ「高粱飯」なんて聞くと、終戦直後の食糧難を体験した世代の方は、嫌な顔をするんでしょうね。
昔読んだ開高健氏の小説によれば、確か高粱飯は「赤っぽくてボソボソしている」らしいですが、今は食用のコウリャンなど日本ではたぶん売っていないし、やはり本来は家畜の餌であるようです。

ところで、全農所有のホキ8300形が具体的にどこを走っていたかというと、東北の石巻埠頭~二枚橋(東北本線)間でした。
二枚橋という駅は、現在は「花巻空港」駅と名乗っています(1988[昭和63]年3月13日改称)。ただ「直線距離で最も空港に近い」というだけで、実際には約4kmも離れており、連絡バスもないため物議を醸した、あの駅です。
その二枚橋には、岩手くみあい飼料(現:北日本くみあい飼料)の工場があり、外国からの輸入穀物を運んでいたんですが、国鉄所有のホキ2200形も使われていました。
P3200086.jpg

これは1993(平成5)年に廃止され、ホキ8300形は「二枚橋駅常備」から名古屋臨海鉄道の知多駅へ転じました。
私が目撃したのは二枚橋(花巻空港)駅常備時代だったようです。私は宮沢賢治が好きで、花巻を何度か訪れましたが、車体に掲出された「全農」の表示や農協マークを見て「いかにも、実り豊かな東北だなぁ」と思ったものです。
(*'-'*)
もっとも、名古屋時代にも、JRと名臨の接続駅である笠寺駅で見たような気もしますね。
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知多の「全農サイロ」からは、中央本線の辰野にあった長野県くみあい飼料の工場まで定期的に往復していたそうですが、これは長続きせず、1996(平成8)年3月に廃止され、同年12月にホキ8300形は全車廃車されました。
保存車などあるはずもないんですが、Nゲージの模型が「河合商会」から発売されております。
なお、全農の物流部門分離により、1994(平成6)年2月から所有者が株式会社エーコープライン(現:全農物流株式会社)に変更されましたが、エーコープラインのロゴを付けた写真は見たことがないし、実車を見た記憶もないので、社名表記やロゴは「全農」のままだったのかもしれません。

長野県くみあい飼料株式会社は、合併により信越くみあい飼料株式会社を経て、現在はJA東日本くみあい飼料株式会社になりましたが、辰野工場は2003(平成15)年に廃止されました。その跡地は現在、町立辰野病院になっています。
また、知多駅は廃止されたわけではないんですが、2012年3月以降、実際の発着列車が無くなりました。ダイヤ上、試運転列車が1日1往復存在するそうですが、実際には走っていないだろうと思います。

一世を風靡したホキ2200形は、輸送方式のコンテナ化が進んで2000(平成12)年度に全廃されましたが、保存車は2両あります。
どちらも保存場所は北海道で、ホキ2226が小樽市総合博物館、ホキ2341が三笠鉄道記念館の分館「クロフォード公園」です。
Nゲージ模型は、さすが「全国区」の車両だった強みで、メジャーな「KATO」や「TOMIX」の製品が出ています。
(実は私も持っています。。。。)
(´∀`*)ウフフ
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私は、今のところ模型いじりをやっている時間もお金もスペースもないので、たまに安い中古品で気に入った車両があれば買い、将来、仕事から退役したら遊ぶつもりでいます。
鉄道模型は、小さなジオラマを作ってみたいんですが、その一つが「臨港貨物線のヤード風景」です。
こんな感じでね!
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1994(平成6)年当時の石巻埠頭駅構内の写真はweb上で見つけましたが、1両の貨車も機関車も見えなかったので、その写真を元にホキ8300形とワム80000形が留置されているシーンを描いてみました。
(注:実際には、1994年時点ではホキ8300形は知多駅へ転属しています。)

この駅は1999(平成11)年11月1日付で廃止されており、風景も東日本大震災の津波被害で変わっているかもしれません。
なお「石巻埠頭サイロ株式会社」は盛業中で、私が同社の公式サイトを見た際には「4年制大学新卒社員募集」の告知があり、震災に負けず若い人材を投入して頑張っています。
(っ`・ω・´)っガンバレー
最後に、絵のお話。

従来お見せした絵は「水彩色鉛筆」で着色していましたが、発色に難点があり、web上にUPした場合の見栄えがイマイチなので、やはり水彩絵の具で着色することにしました。

私有のホッパ貨車といえば、キリンビールの所有だったホキ9800形、サッポロビール所有のホキ6600形もあり、ホッパ貨車ではなく「タンク車」扱いですが日清製粉所有だったタキ24700形も捨てがたいなぁ・・・と思いますね。
(いずれも神奈川県内の駅が常備駅だったので、子供の頃よく見たんです。)

私は栗原大輔氏(画家:いすみ鉄道国吉駅の観光駅長)描く細密画にも憧れていますが、野村浩志氏(山形鉄道社長)が好んで描く「鉄道のある風景」にも強く魅かれます。

私が描くのは、両氏の足元にも及ばんヘタレな絵(苦笑)で恐縮ですが、ぼつぼつ描いていきますので、よろしくお付き合いくださいませ。
ただ、今回描いたホキ2形式の絵など、人によっては「形式図に着色しただけのくだらない絵」という人もいるでしょうが、やってみると1枚仕上げるのに2~3時間はかかりますので、「量産」は出来ません。
ですから、次回の発表は「時間の許すときに」ってことで。
(*'​-')​ノ
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